世界がまだ水平で 僕達は空が全てだった頃 君は静かに呟いた 「ここは今から海になるの」って 強さの意味を知りたくて 僕達は宛も無い旅をする 背負ったリュックサックには ガラクタばかりが詰まっていた 星が綺麗なのは何故か 夜が怖いのは何故か 花が枯れてくのは何故か 答えを探しに行くよ 人知れず 運命だって知っていた 限界だって知っていた それが気に入らないから 歩き出したのだろう? ここはまだ 最高じゃないことも 最期じゃないことも 僕らまだ未完成で 道の途中なのだと信じたい 歩く歩幅も小さくなって 広い空はとうに敵となった 君は確かに呟いた 「止まる方がよほど痛いんだ」って 過去が綺麗なのは何故か 明日が怖いのは何故か 声が枯れていくのは何故か 理由を探しにいくよ 人知れず 運命だって知っていた 限界だって知っていた 涙や痛みなんか 食い飽きたのだろう? ここはまだ 最高じゃないことも 最期じゃないことも 僕らまだ未完成で 道の途中のだと信じたい 人知れず 運命だって知っていた 限界だって知っていた それが気に入らないから 歩き出したのだろう? ここはまだ 最高じゃないことも 最期じゃないことも 僕らまだ未完成で 道の途中なのだと 旅は終わらないんだと信じたい