あの日見た時から歩き出した。 形も何も分からないままで、 先に行くあなたの 影をいつの間にか、 忘れてしまったんだ。 先が見えない、 背伸びをしても届かない。 何を信じたらいいか、 僕にはまだ分からなくて。 この気だるい歌を、 誰か聴いてくれますか? 寂しさに身を任せて、 僕はただ一人で歌ってゆくよ。 もうあの時には戻れないかな? 目の前に広がるモノが無いなんて。 逃げてゆく微かな光なんて。 いつの間にか消えてしまったんだ。 目の前が見えない。 掌にはもう何も無く。 何を生んだら良いか、 僕にはまだ分からないまま。 この冴えない歌を、 だれか聴いてくれますか? もう聴かなくてもいい、 僕はただ勝手に歌ってゆくよ。 叫べ。 ブチ壊セ。