指先が少し器用なだけで 特別になれると思っていた もう半額セールの特技 バスが来ない 迷惑メールのような口調のジジイ すぐにどっかいけ そうプラダラムからの景色 引越しの業者が よこす見積もり まとめることが できないまんまでさ スピードを落とさないまま 奴隷になっていく はるか先の予定に僕は潰れる そして 最後に 「こんなはずじゃなかった」って 言ってすぐに僕は 死んでしまうのでしょうか? つま先がブカブカな靴を捨て サンダルで歩く 金は持っていけ もう半袖で行ける季節で 会話がしたい 迷惑そうな顔で 横切る野良猫 すぐにどっか行く ウブドで踊った踊り 街路樹のベッドで 君は夢を見る たどりつくことができないままで スピードを見誤る 僕は歳を取る はるか先の予定に僕はすがっている 最後に 「こんなはずじゃなかった」って 言ってすぐに僕は 死んでしまうのでしょうか?