Track by五木ひろし
枯葉の舞い散る道も 吹雪の道でも 望みひとつ抱いて 僕は歩いてきた どんなにつらい仕事も 冷たい他人(ひと)にも 笑顔忘れないで 僕は生きている あゝ故郷の あの緑 母の顔 あゝいまもなお やきついているけれど 泣くのは明日さ 男じゃないか 行方(ゆくえ)も知れない河や 夕陽の谷間を 長い影をふんで まっすぐに進む あゝ男には 引きかえす 道はない あゝ傷ついて くさむらに倒れても かがやく朝日を めざしてゆく