月が窓から青く降りてにじむ カーテンの波 影が風に揺れる 消し忘れてた TVからはノイズ ついては消える ビルの赤い光 こんな部屋で少し息をしてる かすかなしるしを聴いてる 誰もとらない遠い電話のベル 雲がかくした月がまたさしこむ いつかはきっと 何度もそう思う 座り続けたソファが冷えていく こんな部屋で少し息をしてる 今夜も僕は眠らずに どこかで響く誰かがはしゃぐ声 白い壁には破りかけた写真 こんな部屋で少し息をしてる かすかなしるしを待ってる またこんな部屋で眠りを忘れたまま 耳を澄ましている またこんな部屋で月に照らされて 待ってる 君だけ ずっと