床に落とした水滴が いつか朝露になって 消えてゆく儚さだけ ポケットにしまって 白紙のページの隅に 地球みたいな蒼さで なぞる言葉の隙間を 埋めるように少しだけ 「覚えています小さな嘘を 自分について歩いたことを」 上手く生きられない からからから 何かが足りない からからから 涙を隠してた からからから 昨日を反省してしまうんだ 世に流されて征く からからから 月は ねぇ 綺麗だからからから 心は何時だって 空 空 空 物足りない世界の隅で 日記のつかない今日 を閉じ込めて居たいんだ 気付かないフリをしてた 痛みも含めて 傷つくことは解ってるのに いつまでも慣れないのはなんで 眠れない夜を数えてるから 大人になるまで笑えないから その癖大人が嫌いだから 何にも考えさせないで! やり切れない心象があるから 天は ねぇ いつも遠くあるから やがて音が弾けて揺らぐから 形のないもの一つ持って 器用に喋れない からからから 目をわざと伏せた からからから 悩みながら揺れる からからから 覚えてるよ、その苦しみだって 願うほどに霞む からからから 月は ねぇ 綺麗だからからから 感情の箱は 空 空 空 等身大の問い方でさ