久しぶりにも程があるわ 私の事覚えてる? いつもより濃いめのメイクは 年老いた私なりの礼儀なの 許してね 風は止んで 地球も呼吸を忘れて見守る 重なり合って また会えたね 太陽が月を抱いて嬉し泣きすると 一粒の宝石になる 真昼の夜空に薬指重ねて あなたの事を思い出してみる 月(わたし)は健気に輝くだけが取り柄よ 疲れるの 此処だけの話地球(みんな)の前じゃ 言えぬ本音を心の裏側に隠してる 大丈夫かな あなたはいつも心配そうに どんな話も 聴いてくれたね 太陽は月の背中を洗い流したよ 悲しい嘘を抱え込まぬよう 二人だけの時間は素直になれたの あなたといると輝いていられるわ 空が青を呼び戻す ゆっくりしていけば良いのに 降り注ぐ光が二人に別れを告げるよ 太陽は月の背中に落書きをしたよ また逢う時に笑えるように 二人だけの秘密は運命を越えて 赤い糸を固結びにしたの