人気のない放課後の 廊下の隅 踊り場は 私だけの舞台 誰も知らないステージ いつものようにひとりきり 汗まみれの稽古中 偶然通りかかった あなたに出逢った 話すたび 胸の中 まるで喜劇を観終えたような 感情が溢れ出してくるの 幸せに包まれる あなたの理想のヒロイン いつの日にかなれますように アドリブが苦手な私を 素敵なシナリオで導いて 繰り返し覚えた台詞も きっと目をみては言えないから ずっと側で ただの後輩を演じさせてください いつものようにひとりきり 汗まみれの稽古だって もう辛くなんてないよ あなたに出逢って これまでの私には なかった表現力がいま 物語 第二章の始まり 静かに幕が上がる 誰かを笑顔に出来る人になりたい でも一番はあなたを 笑顔にしたい あなたの理想のヒロイン いつの日にかなれますように アドリブが苦手な私を 素敵なシナリオで導いて 繰り返し覚えた台詞も きっと目をみては言えないから ずっと側で ただの後輩を演じさせてください