夜明け前 一雫の酒 コーヒーでまた夜を始める ヤニ臭い明かりに灯され 下らない話をしようか 恥じらいは馬鹿馬鹿しいくらいだ 死ぬことも知らないことも ありふれた夢を語り 代えがたい時を過ごそう 楽しいねなんて言わないさ 俺たちは彷徨っているだけ 無駄なんていつだってなかった 毎日がガラクタの山 退屈が生み出したこと 思いの外覚えている 完全なものなんて 愛したりしたくねえな またあの話 あいつのこと笑ってしようか ニルヴァーナでも聞きながら 夜を明かそう それぞれの日々を行く 重い足取りのまま 孤独なこと知ってるから 言い残した「スタンドバイミー」 果てしない彼方へ行こう 過去を理解するため この時に別れを告げよう 「さよなら」は言わないさ