雨が上がって 忘れ去られた 傘みたいな そんな気分さ 雨が上がって 幸せな筈なのに 雪が溶けて 形の崩れた 雪だるまのような気分さ 春になって 幸せな筈なのに 何故だろう 言いたい事や 気持ちが溢れてるのに どこかで怖がっている 自分自身を 追い出せない 夏休みの ど真ん中の 日曜日みたい そんな気分さ 休日だから 幸せな筈なのに お金を稼いで 都会で暮らす ぬかるむ様な 泥道もない 便利だから 有り難い筈なのに 育てもせず 殺しもせず スーパーに行って 豚肉買った 生き物だから 有り難い筈なのに 何故だろう 悲しい事件や ニュースが 溢れてるのに どこかで他人事の 自分自身が 笑っている 僕の育った 小さな町へ いつか帰ろう きっと帰ろう 田舎なんて 嫌いだった筈なのに 雨が上がって… 雨が上がって… 雨が上がって…