金色に染まりゆくのは 硝子細工のオルゴール 夕闇に鳴り響いてる 心響く戦慄のメロディ やさしく囁く あなたの声 寂しく冷たい言葉が聞こえ あたしの視界にあなたが消えて 流れる頬をつたう雫 愛されないけれど まだ 行かないで欲しい 許されはしないと分かっていても 白銀に染まりゆくのは 硝子細工の涙雫 暗闇に光輝く 静まることない悲しみ 始まる嵐に気付かないで 去り行くあなたに呟いたの 「さよなら」の意味はあたしだけが 知ってる 今のこの思い 堪え切れない この感情は溢れ出すの 切なくて忘れてく過去の記憶 赤黒く染まりゆくのは 教会で響く鐘の音 朝焼けが罪を暴くよう 衝動を焼き付けてゆく ここにあったはずの愛の形 全て もう信じられなくて壊れてゆく 黒々く染まり始める 硝子細工は見えなくなる 遠くなる意識の中で この痛みは永久に消えない 幸せに染まれないまま 硝子細工は朽ちてゆくの 遠くなる意識の中で 記憶を取り戻してゆく・・・