失くした空白に 静かにくちづけして 泡の様にとける 音 空に舞う唄が 幾千の 夢とか未来みたいだね 迷わず駆け出す キミは変わらないまま 夢の中で笑うの ほらね 躊躇う右手と 震える左手が重なる 今ここでキスして お願い わがままだけど ねぇそばにいてよ 追いかけても 届かない このセカイから 連れ出して 夢から醒める前に スピカ スピカ スピカ スピカ スピカ スピカ 胸の奥の奥の引き出しへ 大切にしまって 忘れてを繰り返し いつの間にか失くしてしまう想い 君は傘を差して待つ 約束の場所に 落ちた星のかけら集め 光透かす万華鏡 時を重ね姿変える 風に溶ける君の横顔 遠く声が描く軌跡 藍に沈む景色 二人また一つの旅 夜を迎え今を見る 重ねる傷と零す涙 混ざり合う微睡み 君と僕に来る明日が 同じものだとは限らない だけど決して すべて 消えてしまうわけじゃない つながってる 解けた糸を結び直し きつく抱きしめる 初めて触れたはずの体温を 僕は知ってる あふれる想い 真珠色の 青く滲む カンバスには 君の温もりと あたたかさと 夢から醒めた朝に 今ならわかる君の言葉と その裏に隠す意味 明日が来るまでの物語を紡ぐ 夜のシェイクスピア 空なぞる指の先に光る 純白のスピカ 僕だけは君のことをいつまでも 忘れない わがままだけど ねぇそばにいてよ 追いかけても 届かない このセカイから 連れ出して 夢から醒める前に スピカ スピカ スピカ スピカ スピカ スピカ 憧れに遊ばれ 恋に焦がれ想い想われ 気づけばいつの間にか こんなにも遠いところまで 月が沈み日が昇り 物語は終わる ピリオドを打つのは 君だ スピカ