朝雫 攻防や 迷いの中で晩くその姿を 対岸の頂上で しばらく眺めていた 聴こえるだろうか 気付いているだろうか 腐ってしまった秒針が 再び刻む 確かな鼓動を 限りある時間の中でも 僕らは今を撃つ この時代を生きてきた 何かを求めて 何かに阻まれた 長い夜を超えてきた それぞれの 軌跡を辿って 夜明けを迎える 一辺倒の講釈や 馴れ合いが創る妙な駆け引きを 散々 散らかして 屍はなにを想う 逃げていたのか 追いかけていたのか 偶像に縋る事も 全部 馬鹿馬鹿しく思わないかい 「••••••••••。」 そんな事をよく言えたもんだ 彼方に行ってろよ 君が嘆く遣る瀬無い日々も 不条理に汚されていく意思も 分かっている 解っている それを全て愛せたなら 夜明けを待たず 迎えに行こう それぞれが望む明日を信じて その先で僕を待っていてくれ この時代を生きてきた 何かを求めて 何かに阻まれた 長い夜を超えてきた それぞれの想いを抱いて 夜明けを迎える