いそしぎ騒げば 彼方に消える白いマリーナ 噂逃れてそっと愛し合おう…… 濡れたデッキの上 夏が見せる夢の 青さよりも 愛が胸に落とす 痛み選ぼう…… 太陽だけしか知らない 珊瑚礁の海に 千の奇跡の波を潜り抜けて 虹を降らせた女 星でひとつきりの 愛に逢うため いくつ恋が俺を 過ぎただろう…… 未来という名の男に 夢を預けてくれ…… 君の他には君になれはしない 俺の宿命(さいご)の女(ひと) 苦さだけで生きた 青い夏が 虹を曳いた船で 腕を振るよ 時間(とき)が夏を遠く 運び去っても 君がひとり俺に 残ればいい……