赤い月がのぼった夜も 二日酔いにまぶしい風にも もやもやした心の底で きらきらするオモカゲ いつになくよそよそしい声で まさかさよならって言ったの? その意味呑み込めないまま 僕はまだここにいる くるいそうな乾き抱いて 低く叫ぶ君の名前を とてつもなくあまくせつなすぎた夏 疵のように愛のように 胸の奥に鋭い爪を立てたんだ 君はあの日海辺の部屋で 真夏の野良猫 dig di dam どしゃぶりの雨の向こうやら とめどない人ごみのなかでも いつもとつぜん僕の目の前に まぼろしの君はくる 斜めに倒れ込みながらも 微笑みで返そうとするけど つめたいくちびるの軌跡は 白昼の流れ星 あの夏から止まらない 僕の中の君のまなざし いかれてるよハンドルも ブレーキもない 疵のように愛のように マーマレードの空に突き刺さった 行く宛のない僕の思い 真夏の野良猫 dig di dam くるいそうな乾き抱いて 低く叫ぶ君の名前を とてつもなくあまくせつなすぎた夏 疵のように愛のように 胸の奥に鋭い爪を立てたんだ 君はあの日海辺の部屋で いかれてるよハンドルも ブレーキもない 疵のように愛のように マーマレードの空に突き刺さった 行く宛のない僕の思い Dig di dam 真夏の野良猫 dig di dam