どこまでも続く真夏の十字路にぼく はひとり立って 夢をみているのかどうかわからなく なる 幻の喫茶店 白いハイウェイ 彼は彼女のことが好き 冷たいミルクコーヒー 愛の氷くずれおちる サマー'71 未来の蜃気楼 蒼い陽炎 空のまんなか燃える 色鮮やかな追憶を 今日が飲み干してしまう ラムネの泡のなか 恋におちた だれかが歌ってる 「そしてまたもうひとつの季節が生 まれる…」 サマー'71 オレンジの色の店先 ラジオの音 45年製のカローラ 蝉の鳴き声にエコーがかかる ぼくはめざめ 空を見て そして歩きはじめる きっといつかきみにも逢えるだろう