ふいに現る細道駆ければ 眼に広がるは艶やかな 息を呑む程眼の眩む程に 犇めくは崑崙の絵図 金や銀やの七宝象り 春夏秋冬顕わして 威嚇を向ける獣の類は 眉間に角を携え 行かば消えて退けば出ずる 白く誇る御殿は まるで空に浮かぶ蜃気楼 行かば消えて退けば出ずる 白く誇る御殿は 妖し故に陰も映さず 今こそ鍵を壊し進まん 光よ再び集え 此の身を熱く滾らせ 総ての悪しき陰共 この手で滅ぼし給う 血を溜めた様な庭池に架かる 彎曲の橋飛び越えて 見上げる程の門をかい潜り 篳篥の音を手繰り寄せ 行かば消えて退けば出ずる 白く誇る御殿は まるで空に浮かぶ蜃気楼 行かば消えて退けば出ずる 白く誇る御殿は 妖し故に陰も映さず 今こそ鍵を壊し進まん 光よ再び集え 此の身を熱く滾らせ 総ての悪しき陰共 この手で滅ぼし給う 神世の力を秘めて 三種の神器忍ばせ 伐つべき鬼の砦に 未来はこの掌に