夜明け告げる時報を 片手で止める 一枚のこの毛布で 眠った二人 八月のざわめきが 聴こえてくるよ 頬よせた長い髪 変わらないまま あれから押しよせた現実に 君は黙って なにを耐えてる? 心の靴をいま 脱ぎ捨てたいなら 好きな潮風に 逢いにおいで 果てしない 青空 君を持っている 誰も邪魔しない 夏がここにあるさ ひとりずつこの海を 離れていった 灼けた肌しまいこむ シャツに着替えて 紙コップの COFFEE 唇あてる 君の瞳に映っても なつかしい顔 あんなに 夢を見ていたくせに いまはどうして 思いだせない 心がわけもなく 叫びたくなったら 熱い潮風に 逢いにおいで 限りない砂浜 君を待っている いつまでも消えない 夏がここにあるさ もうすぐ 水平線に光る まだ新しい 一日がくる 心の靴をいま 脱ぎ捨てたいなら 好きな潮風に 逢いにおいで 果てしない 青空 君を待っている 誰も邪魔しない 夏があるさ 心がわけもなく 叫びたくなったら 熱い潮風に 逢いにおいで 限りない砂浜 君を待っている いつまでも消えない 夏がここに………