午前十時 僕は愛の意味ばかりを考えてる 頭の中 突き刺すよな 原因不明の痛みに襲われてる 窓の外でゴミ収集車の メロディが聞こえてる 体の中 調子っぱずれの リフレインがどこまでも響いてく 以前 一度だけ 会った女が着信 残してる ベッドの中 淫らな姿を 思い出して少しばかりにやける 今日も 自らを慰め その日の終わりを待ってる 暮らしの中 這いずり回るムカデのように 苛立ちが巡ってる この現世(うつしよ)の あらゆるいやらしさ ちぎり絵にしました そしたら自画像が描けました 僕はどうすればいいですか 愛なんてない 愛なんてない 愛なんてないのに 愛なんてない 愛なんてない きっと幻想だろ 意味なんてない 意味なんてない 意味なんてはじめからないのに 意味なんてない 意味なんてない これは ただの歌だよ 午前十時 僕は 愛の意味ばかりを考えてる 画面の中 それでも鳴り止まない 悲鳴の理由を訊ねてみる 偽善的な言葉を 並べて自己を正当化する 平和の中"何となく"だけで 生きてくことにズブズブ浸かってく とどのつまり 何より愛されることを望んでいる 陽射しの中 幸せそうに笑う人々を ぼんやり眺めてる 挙げ句 自らを慰める度 虚しく 萎れてく 誰かの中 せめて 痕跡(しるし)を 刻めれば少しくらい報われる? この現世(うつしよ)の あらゆる美しさ ちぎり絵に出来たら そしたら振り向いてくれますか 滅茶苦茶にしてもいいですか 愛なんてない 愛なんてない 愛なんてないのに 愛なんてない 愛なんてない 悪い冗談だろ 意味なんてない 意味なんてない 意味なんてはじめからないのに 意味なんてない 意味なんてない 所詮 歌は歌だよ 午前十時 僕は愛の意味ばかりを考えてる