Track by大貫妙子
今の私達を もしもなにかにたとえたなら 朝の霧のなかで 道をなくした旅人のよう いくつもの偶然から あなたにひかれてゆく 星は瞳に落ちて いくつもの夜を越えて 渡った時の迷路 解きあかしてきたのに おおきなあなたの胸ひとりはなれた 木の葉のような心ささえたまま かわいた風は私を運ぶ 君はそう…いつのまにか知ってる 僕をこえて歩いて行けることを 懐かしい白い指に触れても ほどけてゆく遥かな愛の思い もう一度いそぎすぎた私を 孤独へ帰さないで いつまでもあなたのこと聞かせて 愛をあきらめないで