日暮れの さびしい 電気みたいな まぶしい まぶしい おかずを食べて お茶碗を手にしたまま 超音速で出かけた 空飛ぶ子供たちの消えていく低い空 魚屋 さんが 空を見上げて 魚の卵に しるしをつける ぼくらはいつのまにか 縄ばしごに手をかけて 銀色のおなかに そっとメスを入れてる 夕焼け子焼けを 照りかえしてる 魚のおなかに ナイフを入れる ぼくらはいつのまにか 体を脱ぎ捨てたまま 自分の影のできない 地面をながめてる 日暮れの さびしい 電気みたいな 子供の頭に あひるがとまる ぼくらはいつのまにか あひるをとまらせたまま 自分の影の伸びてく 地面に立ってる