特別じゃない僕を乗せて ありふれた風景が流れていく 目線を塞ぐ文明の利器が その風景 風化させていく ガタンゴトン ガタンゴトン 耳を澄ませば ガタンゴトン ガタンゴトン 音色すら揺らせて走る あの町 この街 僕を包む様に その彩り香り映す あの人 この人 想いを受けて 今日も誰かと寄り添ってる 夕暮れには食事の匂い 重い足取りの溜め息も混じる 「疲れたでしょ?」育んで来た形 そっと胸を撫で下ろす ガタンゴトン ガタンゴトン 決められたリズム ガタンゴトン ガタンゴトン 足早に過ぎそうな世界 あの町 この街 訪れる夜に 作られた光が照らす あの夢 この夢 想いを望む 新しい知恵が戦ってる あの町 この街 静寂の中で 命が生まれ消えていく あの町 この街 願いを紡ぎ 今日も誰かと寄り添ってる 今日も物語は続いてる