君の欲しいものがわからない 声を掛けたいのに 言葉が見つからない 手も繋げない もう小さい君じゃない 今の君を知りたい いつかに聞いた 生まれた日のこと なんでこの名前つけたの 聞いといて特に反応は無し 照れくさすぎて変に流す お風呂にパパと 一緒に入ったのは いつが最後だろう 大好きな母さんが作った料理 一度も言えた事ない マジでうまい 思っていても言えない事ばかり 出てくるのは傷つけることばかり ずっと言いたかった 二人の元に生まれてよかった あの頃ドアを締め切り 怒鳴り散らされようが 意地でも出てこなかった僕が 今ここにいる 顔を合わせれば いつも口喧嘩ばかり 可愛くなれなかった私が 今ここにいられる 母さんにあげたいものが 今たくさんあるよ 父さんが 見てきたもの今少しはわかるの 二人が今二人で 居られることの凄さが 今やっとわかるの 狭い湯船で見た笑顔も カゴに入れた覚えない駄菓子も 暖かい小さな体も おぶったあのいつもの帰り道も 君の喜ぶものを探す あの甘くて幸せな時間も 忘れない 忘れられないよ 宝物をいつまでもありがとう