そして、君が知らずに 幸せな灰になった後で 僕は今更...君が好きだって... 「大人になりたくないよ」 なんて大人ぶってさ 駆けた、少年の日 どうやら僕に訪れた悪戯は 相当タチの悪い 不老不死のお節介 神様ステキなプレゼントを 有難うなんて...到底、的外れな 幼い冗談の奥に大事に隠した 片思いは、察してくれないんだ 追い越してく 戻れない憧憬-しょうけい- 好きな人にサヨナラを... いつか見た夕焼けは あんなにキレイだったのに 恋なんて呼ぶには 穢れすぎてしまったよ そして、君が知らずに 幸せな灰になった後で 僕は今更... 『君が好きだった』って 気付いたよ 百年前の同じ日に 君のおばあちゃんは 同じ事を言ったんだ 君の孫の曾孫の その最期-さいご-に 僕は、また1人になる 移ろってくメトロポリスと 君の名に花束を いつか見た夕焼けは あんなにキレイだったのに 恋なんて呼ぶには 穢れすぎてしまったね そして、血が流れて 世界が灰になった後で 僕は今でも... 不意に、君を思い出すんだ 誰もいない 枯れた世界で 悪戯の意味を知ったよ 臆病でも...今なら言えるんだ... 『地球最後の告白』を いつか見た夕焼けは あんなにキレイだったのに 恋なんて呼ぶには 遠回りしすぎたよ そして、何もかもが 手遅れの灰になった後で 僕は今更... 『君が好きだって』 『君が好きだった』 って言えたよ!