「前髪を切りすぎた」 と不貞腐(ふてくさ)れる 君が思わずいとしい ささやかな出来事とか 笑顔とかを もっと集めよう この先も 小説にたとえたら 僕らの物語の 何頁目くらいに 差し掛かっているんだろう? Blankie 君は毛布みたいにさ 僕の隣で 妙に肌になじむ Blankie 窓に停まる弓張月 君越しに見上げて 眠りにつく 何したら君がすごく喜ぶのか 何と言えば 笑いじゃくるのか だんだんわかってきた 言わないけど もっと知りたい 嫌なところも 絶対離れないと 毎日言ってんのに 僕のスウェットの裾 不安そうに引っ張ってる Blankie 君が思うほど僕は 誰かを簡単に 好きになったりしない Blankie 一瞬で壊れてしまう 薄っぺらいしあわせ そんなん要らない この街の灯りのひとつは 僕たちがつくってる この街の笑顔のふたつは 僕たちがつくってる Blankie 君は毛布みたいにさ 僕の隣で 妙に肌になじむ Blankie 窓に停まる弓張月 君越しに見上げて 眠りにつく