きこえたのは 寂しくうたう声 君の 顔も 髪も 見えなくて 見えたのは 輝くひとしずく ぽたり ぽたり 零れる涙だけ 激しく吹き荒れる風の中 君の手を取り 走り抜ける僕 向かい風の中でも 決して離さない たとえ許される事じゃなくても 一人ぼっちの君を 見放すくらいならば 僕のことを 置き去りにしても 君の声が届くように 叫んでみせるよ 泣いてたの 私ここで独り 叫ぶ声で貴方に気づいたの 見ないでよ こぼれ落ちる涙 あなたの声 気づけば傍にある 激しく吹き荒れる風の中 その手にひかれ 雨の中をゆく 向かい雨の中でも 決して離れない たとえこれが夢で終わっても あなたの手を 払って 夢に落ちてくならば あなたの声を この耳に残し 果ての先で 眠るように 見つめているから 向かい風の中でも 決して離さない たとえ許される事じゃなくても 一人ぼっちの君を 見放すくらいならば 僕の声が 枯れるまで叫ぶ 君の元に届くようにと 君の声が届くように 叫んでみせるよ