響く石畳ヒール鳴らし 坂をかけおりる ねえなぜかしら睫毛が濡れる 空もにじんでる 魔法だねあなたの電話 いつだって呼び出せるの 二度と会わないと決めてたのに 心は弱くて まるでマリオネット 操るのはあなた 女は誰もひとつずつ秘密 ふくらんだ胸に隠して 夢の中まで恋の色をした 哀しい人になるの シグナルが変わり吹きだす汗 右手でぬぐった まるで初恋の少女みたい 皮肉な気分ね あなたより優しい人は 星空にあふれてるよ なのにあんな冷たい無口に なぜか魅(ひ)かれてる 甘すぎる言葉は いつか色あせるの 女は誰も夜のハーバーに つながれた小舟のように たったひとつの恋に揺れながら 寂しい人になるの まるでマリオネット 操るのはあなた 女は誰もひとつずつ秘密 ふくらんだ胸に隠して 夢の中まで恋の色をした 哀しい人になるの