ゆらり走馬灯になって 消えぬ間に通り越したって アテもないから アテもないから アテもないから 飛び出した 私が眠る 体はここにあって 虚しくもならないよ こんな事思うなんて 嬉しくも思うよ 離れることによって 楽になるんだっけ 曇る視界見つめたって そこに誰もいない 身軽になったって 忘れたくないことってなんだっけ ゆらり走馬灯になって 消えぬ間に通り越したって アテもないから アテもないから アテもないから 飛び出したってまた ふらりずっと宙を舞って すり抜けるこの街だって 眺めないよ 眺めないよ 眺めないまま 私を見下ろす様に気休めだって もう何千回と夜になった こなせない毎を抜け出すように 夢を見る程に 震えて 五感を取り返すために 空虚で身軽な体を戻して 遠回りな道をずっと歩き続けたいと まだそこにあるモノってなんだっけ ゆらり走馬灯になって 消えぬ間に通り越したって アテもないから アテもないから アテもないから 飛び出したってまた ふわりずっと宙を舞って すり抜けるこの街中で 私また貴方に会って浄化したい