涙はそっと落ちて 小さな点になった 真っ白でまっさらな 紙の上で その点は線になって その線は円描いて すれ違ってまた出会って 伝えたいことがあるみたいだ ねえ何だろう おさえられないよ おさえられないよ 春を待っていた花みたいに 心の中で何かが ほらいま 弾けた 弾けた ねえ何だろう 言葉溢れてくるよ ずっと溢れてくるよ いつか君に見つかってしまう前に 密やかに 書き溜めて そっとそっと 紡いでる 言葉溢れてくるよ いまも溢れてくるよ きっと君に見つかってしまう だけど今だけは 今だけは このままで その線は円描いて もうペンさえも越えて 空を舞って 季節さえも 変えてしまうよ 何もない場所って 思ってたんだずっと 降り積もった雪も 春が キミが すべて溶かしてしまうまでは ねえ そうだよ おさえられないの おさえられないよ 春を待っていた花みたいに 間違ってないさ 私はほら いま 笑ってる 笑ってる― ねえそうだよ 言葉溢れてくるよ ずっと溢れてくるよ 笑ったり泣いたりしてさ 今日も手探りで もっともっと 紡いでく 言葉溢れてくるよ いまも溢れてくるよ いつか君に見つかってしまう それもいいなんて思えるかな それもいいなんて思えるまで このままで