不思議なことにね私はどうも 人間というものが好かないの 自分ばかり正しいんだと耳塞ぐわ 歳をとりゃそのくらいでさ 偉いのかい この上なく醜い者も きっと核には愛が宿ってて 誰もが痛みを知ることも 変わらないのにな 汚れてしまうのは 綺麗なものだから まだまだまだ 人の世だって 捨てたもんじゃない 答えがないから 素敵なものだと まだまだまだ 美しいものを 探していようよ なにかと比べては価値を見出す 幸せが在ることに目もくれずに 大好だった人も バカ笑いしあった日も そんなそんな記憶だけ 上書きをされ 消え去っていく 終わりがあればさ 始まりだってあるから まだまだまだ 立ち上がって 泣いたっていいから 諦めていいから 逃げたっていいから 独りのまま 生きれないものが 人ってもんだろう 気づけば夜空も迎えに来て 温かい場所へと戻ってゆく 幸深い涙や 湧き出る憎悪もさ 世知辛い中息詰まる時も 今しかないんだよ そして最後は生まれて良かったと ただただただ 思えるようにさ 歩んでたいんだ 私はまだ 大嫌いなものを 人っていうの