急な坂を抜けると、君の家 二人乗りで走る自転車 グランドの真ん中に転がるスパイク 防球ネットのハンモック あの頃、話した僕らの未来に 今はどれくらい近づけただろう 木陰にズボンをぶら下げたままで 跳ね返る光を追いかけていた 高いフェンスをよじ上り 真夜中のプールに飛び込んだ いつの日か、 ばらばらに流れていくことは なんとなく気づいてた あの頃、描いた僕らの未来に 今はどれくらい近づけただろう 川に映る街ずっと止まったままで 淀んだ光をみつめていた 履き慣れたスパイクをしまうように 弾き慣れたギターをしまうように 何も残らなかったように 移り変わる 目の前の窓を見てる ♪ あの頃、話した僕らの未来に 今はどれくらい近づけただろう 木陰にズボンをぶら下げたままで 跳ね返る光を追いかけていた