紫色の月をめがけ 右足の靴を飛ばしたら 鉛みたいな雲が晴れて あの子もきっと笑えるよね 頭の頭の奥の方から聞こえる 僕の名前を呼ぶ声が その声の声の声のする方へと 耳を塞いで走るのさ ヒーローは校庭で待っている ヒーローは校庭で待っている まだ、死んじゃいない ヒーローは校庭で待っている ヒーローは校庭で待っている まだ、今も月明かりの下で ギターを弾いている 紫色の月をめがけ 左足の靴も飛ばしたら 魔法みたいな夜も割れて あの子もきっと笑えるよね 心の心の奥の方から震える あの歌はきっと僕の歌 その声に声に負けないようにと 君の名前を叫ぶのさ ヒーローは校庭で待っている ヒーローは校庭で待っている まだ、死んじゃいない ヒーローは校庭で待っている ヒーローは校庭で待っている まだ、今も月明かりの下で ギターを弾いている ヒーローは校庭で待っている ヒーローは校庭で待っている ヒーローは校庭で待っている ヒーローはまだ僕を待っている 両手を広げて僕を待っている 紫色の月の下で 裸足の僕は何が出来よう あまりにも脆いこの世界で 淡く儚い夢を見た