名前知らない 駅に立つ ひとりはぐれて 港街(みなとまち) 女がひとり この街で 暮らせるなんて 思えない 鴎唄(かもめうた)聴いて 一晩飲んで あなたをスッパリ 忘れたい 北紀行(きたきこう) どこに行くのか はぐれ鳥 北をめざして また暮れて 男の人が いなければ 女は楽と 思うけど 潮鳴(しおな)りの宿で 恋しくなって あなたのところに 戻りたい 北紀行(きたきこう) 女の旅は わびしくて 灯(あか)りをさがす しぐれ街 あの頃は夢ね 涙をながし 想い出スッパリ 棄(す)てたいの 北紀行(きたきこう)