君はどこへ向かっているのか 行くあてはまるで笑えるほど 手塚治虫が見せてくれた 無感動な世界 僕も差別を繰り返してた 自分を上に見せたかった 裸の王様だと気づけなかった 今の君のように 結局甘えた皺寄せを片付けることが 難しくて元どおり そのわけを晒して生きる 頭の中に浮かんでるのは 君と風船膨らますとこ その風船はやがて引き裂かれ いま目を塞いでる 塞がった目で僕は笑った 塞がった心で僕は押し黙った 自分のせいに全部していた すぐ怠ける性を でもそれを卑下することはない どうでもいいこと 足元を見るのに疲れたろ? 雨宿りしながら行こう ものぐさな自分を笑って 憎しみからこぼれ落ちる堆積物取り 除いても足りない 自分のこと愛せないと世界全部敵に 回してしまう 最後に残るものぐさが意外と自分を 助けてくれるから 無駄なことのありがたみとのバラン スを確かめてる今日があるんだ なにもなくていい なにも持ってなくていいよ 全てが新しく感じられたあの時の気 持ちを探そう 風船を空へ放り投げる時の気持ちで 僕はどこへ向かっているのか 行くあてはまるで笑えるほど あんなに昔 毛嫌いしてた 溶け合ってく世界