空に降り落ちた 狐掌難鳴 盲目の 赤い虫が 茜の湖畔に宿れば その脈拍が舞い踊る 雨に舞い上がる 死ぬ寸前の 燈でもがけば 虹がかかる あの橋の向こうに 空に舞い踊る 幾千の雫が花を咲かせれば さあ 感覚もない 存在も無い 夢に溺れて 無くなってしまうはずの 欠片が 生まれたいと 声を上げた その夜に 称賛を 愛が欲しいと嘆くのなら 其処に在る 世界 魅せてくれ 舞い落ちた 雨に身を委ね 花が咲くのを待とう 夜雨対牀たれ 愛が足りないと泣くのなら 此所に在る 闇を 魅せてくれ 舞い落ちた 脈拍の中で 花が咲くのを待とう 笑えるさ 君の脈拍の中で ずっと