涙がこぼれそうで 背中をむけたままで ゆっくりと横切る飛行機を 見上げてたあの日 私が描く夢と あなたが探す夢と どこまでも追いかける二人に 流された季節 ひとりで強がるほど 若くはないこと 気付いていたつもりなのに 遠ざかる足音を 風が運んだ後も 振り返ることさえできないで 夕暮れの空に泣いた。 <♪> 住み慣れたこの街が 私を勇気づける 駅前の小さな映画館 川べりの景色 少しはまだ心に せつない思い出 いつかきっととびこえるわ <♪> 偶然またどこかで あなたに出逢えば 久し振りと 手をふるから もう二度と泣かないわ 今そっとつぶやいた ゆっくりと横切る飛行機を 見上げてた遠い空に。