Track by松山千春
頬をなぜた冷たい風 それほど さびしいわけじゃないけど 若くないな そんなことを つぶやくなんて とてもおかしい 通り過ぎた思い出たちに 笑われぬよう身がまえて 衿をたてたその指先で 白い雪が舞い散る 足を止めて 手を差し伸べ 落ちてはとけゆく雪をみつめ ついてないな そんなことを つぶやくなんて とても悲しい 戻ることはできないことと わかっていてもつい振りかえる 知らず知らず歩いた道を 白い雪がかき消す ふり続けふり続け 何もかも埋めつくせ だれひとり気づいちゃいない 短い春の足音