微かに雨音がまじる川沿い下る道 心に変わらない景色 ずっと映したまま 季節は何度でもあの日を連れてきて 大事なものだって 僕にそっと伝えるんだ さよならが云えずに困った顔をした 優しい横顔 思い出すよ 君の声が今もまだ 僕の中で呼びかけてるよ 揺れる桜色のレイン 切なさを帯びて 僕たちを抱きしめるように 宙に舞った 別れと始まりが一緒に待っていて それぞれ手探りで 明日を求め歩き出した 強がりな2人は不器用だったよね 指から零れる 花びら(カケラ)のように 君の涙 その意味を 受け止められる僕になるよ 遠くで「君らしくいてほしい」 そう空に願う やわらかな桜の雨が包み込んだ 君の声がいつまでも 僕の中で輝いてるよ 揺れる桜色のレイン いとしさに触れて 遠くどこまでも この想いが宙へと舞うよ 決してあの頃へと 戻ることはないけれど いつの日かまた逢えたなら きっと笑顔で