夢みたいだった本当と 本当みたいな夢と 夢と認めた景色と まだ本当と思うキセキ なつやすみの校舎と プールの匂いのする髪 誰かに呼ばれた気がした セミの鳴き声の中 遠くに飛んで 見失ったボール もしや神隠しだったりしてね、 なんてね。 4本足の兄弟 2人散歩の帰り道 秘密の道でナイショのお話 手を振る様な夕日と 手招きする祭囃子 提灯に照らされた いつもは隠れていた世界 今日だけは許された 大人抜きの夜の時間 仲の良い悪いも混ぜっこになる イタズラな時間 少しずつ明日に 気付き出した沈黙 あの3文字を 口に含んだ会話 それでも来ちゃうバイバイ 1人ぼっちの帰り道 今日のことをみんなはいつまで 憶えていてくれるかな 朝に溶けていく夜空 振り返った小さい背中 僕の帰りを待つ君に 顔埋めたあの匂い 少しずつ目が覚めて気づいた 何故か泣いてる自分に そういえば夢を見ていたような 夢みたいだった本当と 本当みたいな夢と 夢と認めた景色と まだ本当と思うキセキ どうしても会いたいよ 忘れられるわけないよ いつか投げたボールを 取りに行く様に走る
