頬をそっと撫でる 優しいぬくもり ひとはそれを太陽と呼ぶの まぶたを 閉じても 淋しくないのは いつでも 変わらず 微笑む そう あたたかな希望をくれるから きみは あたたかな希望をくれるから 今宵は新月 うごめく闇夜は あぁ すぐそこに 今宵は狩りより 珍しい獲物だ あぁ 「これは面白くなるぞ」 不思議な気持ちなんだ すこし冷えた指先 迷いなく向けられた微笑みは 胸の奥 翳りを照らして 満たすよ 不思議ね わたしよりも すこし大きな手のひら 触れるたび もっと知りたくなるの なぜか 躊躇ってしまう 優しいひと おやすみ じゃあ また 闇夜に 騙されているんじゃないか? 不安なら祓いましょう きっといつか牙を剥くだろう ほら役者は揃った なら早いほうがいい 本当に 治るなら…… あぁ もっとかきまわしてやろう わからない なんであの子なの? 不思議な気持ちなんだ 胸に残るぬくもり 宵闇の孤独癒してくれた いつも 見つけてくれた 愛しいひと おやすみ じゃあ また 闇夜に あの夜のように あなたと あぁ 寄り添いながら あなたと あぁ 同じ時間を あなたと あぁ 同じ光を あなたと 頬をそっと撫でる 優しいぬくもり その瞳の 輝きこそが あぁ……