AWA

again

Track byDAOKO

98
1
  • 2012.12.05
  • 3:32
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歌詞

透明な瓶に入った汚い字の手紙を 頼りに先の見えない水の上を ゆっくりとゆっくりと少女は旅する あの人を探して あの人を 一目見たい会いたい抱きしめたい 水平線上 これは運命でしょ 待ってるって 言ってくれたからわたしは行くよ どこだって行くよ 明後日の方向だって未来だって遥か 彼方千の線のむこうまで 片足失った 私の車椅子押してくれたあなたは 此処にはいない 今どこ いますぐとなりに ここにあるのは 音と波 泡となり消えるのは簡単 なんて思った瞬間 あなたの声がきこえた きがした オールを手に取り孤独の先へ あなたが残したコンパス ゆれるたび 水面にうつる朝焼けがあまりにも 鮮やかで私は思わず目を閉じた 君はもう なんてこと考え 始めたらきりがないよ 君がいないとわたしは 夢を無くした子供のよう 音のしないアトリエで今日も筆を 持つ 連日キャンバスに描く モチーフは義足をつけた女の子 陽だまりのような笑顔で笑ってる あの時負った汚い傷は気づかぬ 内に深刻になっていたらしい 先は短いと 安静にと医者に言われたが せめて せめてこの絵を完成させるまでは 少女と今 今すぐに 想いは日に日に募る一方だ オールを手に取り孤独の先へ あなたが残したコンパス ゆれるたび オールを手に取り孤独の 先へ あなたが残したコンパス 錆びつき 空はオレンジ やがて暗闇へと 蠟燭を頼りに手を動かす 先に見えるのは灯火 連なる光に期待の想いで心は踊る 海岸についた あなたは何処に 松葉杖便りに人々に聞いてまわる 一人の医者が居場所を 知ってるらしい アトリエへと向かう 痛いくらいの鼓動が止まらない あなたとやっと やっとまた会える 扉を開けるとそこには冷たくなった 一人の男と 完成した一枚の少女の絵があった

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