桜花散れば 幾月の 刻は流れし宵に 「ひんやり」肌を刺す 熱い手つき この場での夢は無限廻廊 幼き時より魑魅魍魎 指折り手招くは また朧月夜 説く愛はまた綺羅奇羅煌いて 吹き消した行燈 陰世(かくりよ)と気づく いざ摩天楼 見据えし 遥か彼方 うねる焔(ほむら)の熱に焦がされて さまは恋情 臨めば 望むほどに 冥府魔道 黄泉路に続くでしょう その想いは 紅い瞳 揺ら愉らと 夜目が利く「兎」よ はだけた胸元に蛇を這わす 食らうは喉元 舐る毒よ 駄目でも元々 賭ける博徒 どうせ耐えれもせず自壊が末路 心許ないその笑みは崩れぬ 消せど消しきれぬは妖に似たり いざ摩天楼 見据えし 遥か彼方 はやる鼓動の音に怯えてる まさか恋情 臨めば 望むほどに 冥府魔道 黄泉路と知りながら この想いは… 朧に浮かぶ想いは一つか そぞろに消える運命は二つか 互い向かいに蓮上の密が 死出の淵へと誘い逝こうが いざ摩天楼 見据えし 遥か彼方 はやる鼓動の音に怯えてる いざ摩天楼 見据えし 遥か彼方 うねる焔(ほむら)の熱に焦がされて これは恋情 臨めば 望むままに 冥府魔道 黄泉路へ堕ちましょう どこまででも