何度目の春でも回る針に続く ずっと綺麗に見えた花も やがていつか散る のらりくらりひとり 暗き夜はわびし いたずらに浮かび上がる 君の顔だけ眩しい 少し濡れたベンチに 腰掛けてしまうくらいに 気の抜けた 何処にも行けそうにない足 明日を照らす街灯 帰ろう、 そこに君の声は無いけれど 確証のない未来地図と やたらはしゃいでる君の顔 先ばっか見越してた僕の 今がそう、その答えだろう 気持ちだけ同じでも 並んでは輝けないのだろう "遅くなってごめん" ただのひとりごとでも ホシが1つ欠けても 空はまだ明るいよ それでも僕に余る 色、色、色、色 夜に冷えた肌を ひとり擦り合わす 2人のメロディが静かに溶けてく 戻らないんだ、 時間だけじゃない つまらない日々も 無垢な夜も 痛く愛しい 思ったより君が僕に流れていたこと もう少し早く、 だなんて言い訳を ホシが1つ欠けても 空はまだ明るいよ それでも僕に余る 色、色、色、色 夜に冷えた肌を ひとり擦り合わす 2人のメロディが静かに溶けてく 穴の空いた傘で歩く 僕はまだ強がりな弱虫さ いつの間にか手を伸ばしても 届かなくなった 君は月のようにまた ホシが1つ欠けても 空がまだ眩しいよ 僕に残る君の 色、色、色、色 夜に詰まる歌(こえ)を ひとり押し戻す 2人のメロディが静かに溶けて 消えた (..)