産声ひとつ 春をひらき 母の涙に 名をもらう 抱かれた胸の その鼓動 この世で最初の 子守歌 いつか私も 人を愛し あなたの命に 春を見た 生きて 生きて 愛してゆく 涙は心の 花になる 限りがあるから 抱きしめる 別れがあるから 愛おしい 逢えた奇跡を 胸に灯して 命はこんなに うつくしい 私を抱いた 母の手を 今度は私が 包んでた やがてあなたの 指も冷え ありがとうさえ 声にならない 名を呼ぶ人の いない夜も 残った愛が 私を呼ぶ 生きて 生きて 生ききった 涙も傷も 私の花 さよならは愛を 奪えない あなたは今も 胸にいる 産声で借りた このひと息 今 春の空へ 返します ああ 逢えてよかった 命は うつくしい
