初めてだよ 胸を叩く君は今も目の前にいるのに いつかいつか 名前も知らない君に届くまで 女友達とはしゃいで いつも恋バナにときめいて 聞いてるだけそれだけなの 君と出会うまで 毎朝バス停の前に スーツ姿で走ってくる 見ているだけ そんな事が楽しみになってた 深呼吸 緊張してる きっかけ探ししてました 初めてだよ 胸を叩く君は今も目の前にいるのに 勇気なくて自信なくて 吐息さえも届きそうなのに 叫べ叫べ 名前も知らない君に届くまで 君の席に忘れ物が 早く声かけなきゃ行っちゃう 「忘れ物です」 振り向きざま君と目が合った それ以上言葉でなくて 固まる私に照れながら 君は言った 「この時間にいつもいますよね?」 それから毎朝二人 交わす視線が熱くなる 話したいよ繋ぎたいよ 君は今も目の前にいるのに 意気地なくて進めなくて 想いさえも溢れそうなのに いつの間にか 名前も知らない君に恋をした 私の事を独り占めして 明日は話せるかな?君と君と君と君と 深呼吸 緊張してる ダメだ怖くて泣きそうだ 伝えなくちゃ伝えなくちゃ 君はバスを降りてしまった 恋に走れ会いに走れ 君を追って背中に叫んだ 「私私…君の名前が知りたい」 好きなんです