寂寞たる想いだ そしらぬふりで晴れ渡る空をにらむ 留まることはない 黄昏も急ぎ足で 気が付けば いつもいつも今で 伝えられぬまま 風化していってしまう想いを この風にそっと吐き出した 赤裸々に… 流されてゆく 見覚えのある積乱雲に あの日の思い出を写してたんだ 朱く染まる涙 さよならも言えずに別れた あの人を想ってるんだ… 追われるように過ぎ行く日々 やり切れぬ思いがつのる それでも歩むしかない 生きて行くことは辛いや こんな時は いつも二人でここに来てた 悩みや迷いを かき消してくれていたのは こんな景色じゃない この風邪でもない 君だったんだ 気づけずに過ぎた あの日々が今でも 負けそうな僕を支えてるんだ 弧を描く涙 また会えると信じてきた想いが 夕闇に溶けてくんだ… 時は過ぎ涙雨 刻まれた君の名も 懐かしい響きになってしまった 弧を描く涙 また会えると信じてきた想いが 夕闇に溶けてゆく 流されてゆく 慌ただしい日々の間に間に あの夏が漂うんだ 朱く染まる涙 さよならも言えずに別れた あの人を想ってるんだ…