やるせない想いを 鞄に詰め込んで 飛び乗った 夜汽車は ささやかな僕の抵抗 ガラス窓 映った 孤独は星になり 名も知らぬ街なら 何かが変わる 自由に生きることはなぜ 難しいことだと言うのだろう? 行き先がどこだか思い出せないような もどかしい希望が旅の始まり やるせない想いは いつかの夢のせい 膨らんだ 風船 現実を知って萎(しぼ)んだ 頬杖つきながら うつらうつら眠り トンネルを抜ければ 新たな世界 溢れて止まらない涙は 何を教えてくれるだろう? 時折の汽笛に引き返したくなった 遠ざかる故郷(ふるさと) 君の面影 夜明けが近づいたあの空 僕を必要としてくれるか? 行き先がどこだか思い出せないような もどかしい希望が旅の始まり 旅の途中も… 旅の終わりも…