「行かないで」 グッと飲み込んで言えた 「どうか元気でね」 余所行きの口紅は 知らない街の色になった ♪ 不機嫌そうな空 せめて到着駅は晴れていて ドラマチックじゃないからこそ ずっと続くと思っていた 一つだったこの時間を 今二つに戻す自動ドア 発車のベルが響いた どうか忘れないで 覚えてて 遠くで君を想っている 増えたグラス 隙間だらけの靴箱に 君がいる 行かないで 行かないで 声にならなかった想いが 君にもあったのかな ♪ 曲がり角 駐車場 ここにも君が残っている 当たり付きのアイス はしゃぐ君の顔 どうか忘れないで 覚えてて 遠くで君を想っている 花の柄のシャンプー 裸のハンガーに 君がいる さようなら さようなら 口にするたび溢れてく涙を 君は知らない 口紅色の街 君は何してる? ♪