悲しく寂しく嬉しくも聞こえる 雷の音を気にせず 本をたどる 胸に停まる言葉を 誤魔化すついでに折り曲げたページ コーヒーの氷が溶けて立ち止まる 夏のせいにした 懐かしい声がする ねえ まばたきしてる隙に気づいて めぐりめぐる日々に 読みかけの本のよう 栞挟めたらな 名残惜しくページは進んでく 肌と肌を寄せては埋めてく隙間 夕立雲と切なさはどこへ行く? 胸にとどめた言葉を 誤魔化すついでに 抱きしめて目を逸らした 夢うつつに過去が溶けて立ち止まる 時のせいにして 知らぬふり 声がする ねえ まばたきしてる隙にキスして 灯がともる時 夜空の星々は霞んだ記憶のよう 見え隠れさ 気まぐれを心に問う めぐりめぐる日々に 読みかけの本のよう栞挟めたらな 名残惜しくページは 終わってくけど 消えた雲のように 巡り、巡りまた 色を変えて もう一度 どこかで巡り会える