後悔ならしている 簡単な声なら発している むせかえるような人混みの街で ただ ただ息をする 脳内から溢れてる あれもこれもと思考浮かんでくる 積み上げた煌めきは空を仰いで 側に寄れば 砂の城 部屋の壁もたれ 鳴り響く音 光を灯さぬ天のガラスと 手に握る 明日をも決める世界の砦 皿にも乗らぬ手掴みの命 打ち込む文字 溜飲(りゅういん)を下げるとき 艶(あで)やかな外界を 映し出す四角形 そう すべてが 僕じゃないその誰かに 向けられてる暖かさを全て 凍らせたい 震えるほど 僕なしじゃ 私なしじゃ 粉粉になればいい 簡単に声聴かせて だけど決して僕の方は見ないで 少しばかりのその我儘を振り撒いて さめざめ泣いて 笑って いつか私のために消えてしまって そして密やかに微笑んで 狂って狂って狂って狂っていけ 絡まったネックレス 自分で解くことは叶わず 誰ぞやの手を借り 細い針金を突き刺す クンツァイト(ピンク) ペリドット(緑) アパタイト(水色) アメシスト(紫) そう すべてを 欲している 動機となれ 生きとし生けるもの そう在るべき為に 囚われ 群れるなら 僕なしじゃ 私なしじゃ 散り散りになればいい 後悔ならしている 簡単な声なら発している むせかえるような人混みの街で ただ ただ息をする 脳内から溢れてる あれもこれもと思考浮かんでくる 積み上げた煌めきは空を仰いで 側に寄れば 砂の城 頭蓋の奥で 鳴り響く音 こちらへと声を上げる誰かの イデア 簡単に声聴かせて だけど決して僕の方は見ないで 少しばかりのその我儘を振り撒いて さめざめ泣いて 笑って いつか私のために消えてしまって そして密やかに微笑んで 狂って狂って狂って狂っていけ